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角印について意味や必要性や刻印内容や押し方など総合的に解説
こちらのページでは、法人の印鑑である角印の意味や角印を必要とする場面、 また角印に彫る内容など、角印について総合的に解説しています。
角印の基礎知識
角印の意味
角印(かくいん)とは、押印(おういん)した時の印影が四角い印鑑のことです。
角印は、角判(かくばん)とも呼ばれますが、
法人の認印として使用されます。
角印の印影は、会社名・団体名・事業所名などになります。
角印の必要性
ビジネスでは、請求書や領収書に角印を押印する習慣があります。
それらの書類に角印が押印されていなくても、
法律上の効力に変わりはありませんが、
しかし押印されていない書類を受け取る側からすると、
なりすましで作られた書類ではないかと、
疑念が生じる可能性があります。
ですので、角印の押印は、取引先に不安を与えないで、
円滑に取引をする効果があります。
もちろん、請求書や領収書に角印以外の印鑑を押印しても同様の効果がありますが、
しかしそれほど重要度が高くない書類に押印する場合は、
角印のように会社名や団体名のみが刻印されている印鑑で十分なのでしょう。
角印を使う代表的な場面(用途)
- 請求書・領収書・見積書・納品書などを作る時
- 社内文書を作る時
- 重要度の低い契約書を作る時
角印の相場
角印のサイズ(直径)は、18.0mm、21.0mm、24.0mmが多いのですが、 そのサイズでの相場を、印鑑の素材別でまとめました。
サイズ18.0mmの角印 | |
---|---|
印鑑の素材 | 料金相場 |
木材系 | 8,000円 |
角・牙系 | 15,000円 |
チタン系 | 22,000円 |
サイズ21.0mmの角印 | |
---|---|
印鑑の素材 | 料金相場 |
木材系 | 9,000円 |
角・牙系 | 17,000円 |
チタン系 | 24,000円 |
サイズ24.0mmの角印 | |
---|---|
印鑑の素材 | 料金相場 |
木材系 | 10,000円 |
角・牙系 | 19,000円 |
チタン系 | 26,000円 |
角印と代表者印(丸印)の違い
- 用途の違い
- 印鑑登録の必要性の違い
- 刻印内容の違い
- 印面の形の違い
- 印面のサイズの違い
- 押印する場所の違い
まず、用途の違いについてですが、 角印(丸印)は請求書・領収書・見積書・納品書などを作る時など、 日常的な業務で使いますが、 代表者印は社外での契約をする時、不動産の売買をする時のように、重要な場面で使います。
印鑑登録の必要性の違いについてですが、 通常角印は認印として使うので、 法務局で印鑑登録をする必要がないのに対して、 代表者印は基本的に印鑑登録をする必要があります。
刻印内容の違いについてですが、 角印は通常、会社名・団体名・事業所名などが刻印されるのに対して、 代表者印は、基本的に二重の円になっていて、 印面の外側に法人名が刻印され、印面の内側には、代表取締役印や代表者印などの役職名が刻印されます。
印面の形の違いについてですが、 角印の印面の形は、角が少し丸みを帯びた正方形であるのに対して、 代表者印の印面の形は、基本的に円です。
また、印面のサイズの違いについてですが、
角印の印面のサイズは、
18.0mmから24.0mmの場合が多いのに対して、
代表者印の印面のサイズは18.0mm、または21.0mmの場合が多いです。
また、角印と代表者印は、印面の形の違いもあるので、
両者を印面の面積で比較すると、角印の方が大きくなる場合が多いです。
押印する場所の違いについてですが、角印は、会社名、住所などの右横に、 それらの文字に重なるように押印するのに対して、 代表者印は、会社名、役員名などの右横に、 それらの文字に重ならないように押印するのが一般的です。
角印と法人銀行印の違い
- 用途の違い
- 登録の必要性の違い
- 刻印内容の違い
- 印面の形の違い
- 印面のサイズの違い
まず、用途の違いについてですが、 角印は請求書・領収書・見積書・納品書などを作る時など、 日常的な業務で使いますが、 法人銀行印は金融機関の口座開設時や、銀行窓口での取引をする時など、金融機関で使います。
登録の必要性の違いについてですが、 通常角印は金融機関で使わないので、 金融機関で登録をする必要がないのに対して、 法人銀行印は基本的に金融機関で登録をする必要があります。
また、刻印内容の違いについてですが、 角印は通常、会社名・団体名・事業所名などが刻印されるのに対して、 法人銀行印の印面は、基本的に二重の円になっていますが、 印面の外側に法人名が刻印され、印面の内側には、「銀行印(銀行之印)」の文字列が刻印されます。
印面の形の違いについてですが、 角印の印面の形は、角が少し丸みを帯びた正方形であるのに対して、 法人銀行印の印面の形は、基本的に円です。
また、印面のサイズの違いについてですが、
角印の印面のサイズは、
18.0mmから24.0mmの場合が多いのに対して、
法人銀行印の印面のサイズは、16.5mm、または18.0mmの場合が多いです。
ですので、角印は法人銀行印よりも、印面のサイズが大きくなる場合が多いです。
角印と法人認印の違い
角印は法人認印の一種なので、 ここでいう法人認印は、印面が丸型のものとしています。
- 用途の違い
- 刻印内容の違い
- 印面の形の違い
- 印面のサイズの違い
- 押印する場所の違い
まず、用途の違いについてですが、
角印は請求書・領収書・見積書・納品書などを作る時など、
日常的な業務で使いますが、
法人認印は書留や荷物の受け取りや社内文書の押印など、主に簡易的な業務で使われ、
他にも代表者印を使わないで重要書類に押印する時にも使います。
角印も法人認印も、両者とも認印である点は同一ですが、
用途がやや違います。
刻印内容の違いについてですが、 角印は通常、会社名・団体名・事業所名などが刻印されるのに対して、 法人認印は、基本的に二重の円になっていて、 印面の外側に法人名が刻印され、印面の内側には、代表取締役印や代表者印などの役職名が刻印されます。
印面の形の違いについてですが、 角印の印面の形は、角が少し丸みを帯びた正方形であるのに対して、 法人認印の印面の形は、基本的に円です。
また、印面のサイズの違いについてですが、
角印の印面のサイズは、
18.0mmから24.0mmの場合が多いのに対して、
法人認印の印面のサイズは16.5mm、または18.0mmの場合が多いです。
ですので、角印は法人認印よりも、印面のサイズが大きくなる場合が多いです。
押印する場所の違いについてですが、角印は、会社名、住所などの右横に、 それらの文字に重なるように押印するのに対して、 法人認印は、会社名、役員名などの右横に、 それらの文字に重ならないように押印するのが一般的です。
角印を印鑑登録できるの?
角印を印鑑登録して、代表者印にすることは可能です。
代表者印にできる印鑑の規定は、
次にようになっています。
- 印鑑の大きさは、辺の長さが一センチメートルの正方形に収まるもの又は辺の長さが三センチメートルの正方形に収まらないものであつてはならない。
- 印鑑は、照合に適するものでなければならない。
(引用元:e-GOV 法令検索|昭和三十九年法務省令第二十三号 商業登記規則)
ですので、商業登記規則第九条の三項と四項の規定に準じていれば、 角印を代表者印にすることが可能ということになります。
また、商業登記規則第九条の四項では、
「印鑑は、照合に適するものでなければならない」と規定しています。
例えば、インク浸透印(シャチハタなど)やゴム印などは、
経年劣化により印面が変形する可能性があるので、照合に適していません。
しかし、角印の場合はインク浸透印(シャチハタなど)やゴム印ではないので、
角印はこちらの規定にも適合しています。
しかし、印鑑登録をした角印を、
代表者印としてだけではなくて、法人銀行印、法人認印として併用することは望ましくありません。
併用して使うと、角印の使用頻度が増えるので、
印面が破損したり、紛失・盗難のリスクが上がります。
印鑑登録をした角印が使えなくなると、再度印鑑登録をする必要が生じてしまいます。
角印にサヤ(キャップ)は付くの?
法人の印鑑で、天丸タイプの丸印は、 通常サヤが付きます。
しかし、角印の場合は通常サヤは付きません。
角印を法人銀行印にできるの?
民間銀行のほとんどが加盟している一般社団法人全国銀行協会では、 届出印として使えない印鑑を、次のように定めています。
届出印として使えない印鑑
- キャラクターもの等の印鑑
多数の人が同じ印鑑を持っていると、印鑑照合の意味がなくなってしまいますので、ご使用になれません。
※詳しくは各銀行にご確認ください。- ゴム印など変形しやすい素材の印鑑
ゴム印やイモ判などは劣化しやすく、変形してしまうと、もとの印鑑と異なってしまうため印鑑照合ができなくなってしまいますので、ご使用になれません。
※銀行によって取扱いが異なります。
※詳しくは各銀行にご確認ください。
引用元:一般社団法人全国銀行協会|ハンコにはルールがあります!
角印は、届出印として使えない印鑑の中に、含まれないので、 角印は法人銀行印として使うことが可能です。
角印に効力はあるの?
民事訴訟法228条4項では、次のとおり定めています。
私文書は、本人又はその代理人の署名又は押印があるときは、真正に成立したものと推定する。
(引用元:e-GOV法令検索|平成八年法律第百九号民事訴訟法)
民事訴訟法228条4項の規定を言い換えると、 ある人が自分の押印をした文書(会社の場合は、ある会社が自社の押印をした文書)は、 特に疑わしい事情がない限り、 裁判所はその文章を証拠に使ってよいという事になります。
また、民事訴訟法228条4項では、
押印する印鑑の種類(角印、代表者印、法人銀行印、法人認印など)については言及していません。
ですので、詳しい理由は省きますが、どの印鑑を使っても、押印した文書の法的な効力は同じです。
ですので、角印にも効力がありますし、その効力は代表者印と一緒になります。
個人事業主に角印は必要ですか?
結論から言うと、角印はあった方が良いですが、無理に用意する必要はありません。
ビジネスで印鑑を用意する場合は、
代表者印、法人銀行印、法人認印、角印の4つがよく使われます。
ちなみに、個人事業主は法人ではないので、印鑑登録の必要性はありません。
話は戻りますが、印鑑の通販サイトの法人印鑑の3本セット、4本セットでは、
だいたい角印が含まれています。
しかし、角印がなくても、個人事業主としてビジネスを行うことは可能です。
ある程度の人数がいる会社では、きちんと印鑑を揃えておかないと、
業務が円滑に進まなくなりますが、1人でビジネスを行う場合は、
角印がなくても、別の印鑑で代用ができるので、
普通に業務を進めることが可能です。
また、角印の価格は、
そんなに安くありません。
ですので、個人事業主の場合は、
経済的な余裕がない場合は、
無理に角印を用意する必要はないです。
角印型のインク浸透印(ゴム印)のメリット・デメリット
角印の代わりに、角印型のインク浸透印を使うことが可能ということで、 角印型のインク浸透印のメリット・デメリットを解説したいと思います。
【メリット】
- 朱肉がいらない
- 連続して押印できる
- 価格が安い
インク浸透印は、インクが内蔵されているので、朱肉やスタンプ台が不要です。
また、インク浸透印はインクが内蔵されていることから、
連続して押印ができます。
また、角印型のインク浸透印だと、2,000円くらいから買えるので、
普通の角印よりもかなり価格が安いです。
【デメリット】
- 劣化しやすい
- 定期的なインクの補充が必要
- 公的な書類には不向き
インク浸透印の印面の素材はゴムなので、
経年劣化しやすいです。
また、インク浸透印は、インクが内蔵されている構造なので、
定期的なインクの補充が必要となります。
また、公的な書類はシャチハタ(インク浸透印)不可の場合があります。
また、インク浸透印は経年劣化により、印面が変形するおそれがありますし、
長期的には使えません(インク浸透印の寿命は7年から10年位)。
これらのことから、角印型のインク浸透印は、
公的な書類や比較的重要度が高い書類には不向きです。
角印の作成方法や作成する時のポイント
角印の刻印内容
角印に刻印する内容は、通常は会社名・団体名・事業所名などになります。
また、文字数、文字位置、行数、改行位置を考慮して、
「印」や「之印」の文字(おくり字)が入ることがあります。
また、刻印する方向は、縦書きになる場合が多いのですが、
英語の社名の場合は、通常横書きになります。
角印の定番サイズ
サイズ(mm) | |||
---|---|---|---|
おすすめ度 |
角印の定番サイズは、18.0mmから24.0mmとなっています。
ちなみに、角印と代表者印と法人銀行印と法人認印の大きさを比較すると、
一般的に下のようになります。
角印に刻印できる文字
角印に刻印できる文字は、漢字以外にも、 ひらがな、カタカナ、英大文字、英小文字にすることも可能です。
角印に適した書体
角印などの法人印でよく使われる書体は、 篆書体(てんしょたい)と印相体(いんそうたい)と古印体(こいんたい)です。
印鑑の書体は、基本的にセキュリティのことを考慮して、
可読性の低い篆書体・印相体がよく使われます。
しかし、角印の場合は、比較的重要度の低い書類に使われるので、
セキュリティの重要度はそれほど高くありません。
また、印鑑の書体を選ぶ判断基準としては、
セキュリティの事以外に、
読みやすさ、会社の事業内容やイメージに合っているかどうか、
などもあります。
読みやすい書体だと、取引相手がその印影を見た時に、
どの会社の印鑑なのかが、すぐにわかるので、
安心感があります。
読みやすさを重視するなら、
隷書体、楷書体、行書体などの書体が適しています。
角印によく使われる素材
印鑑の素材は、大きく分けると、木材系、角牙系、チタン系、天然石貴石系がありますが、 角印によく使われる素材は、木材系、角系、チタン系です。
木材系の印鑑の特徴
木材系の印鑑の素材は、天然素材系と樹脂系がありますが、
それぞれ多くの種類がある事が特徴の1つです。
天然素材系で人気があるのは、薩摩本柘です。
また、樹脂系の素材は、間伐材や木材の端材を使っているので、
エコロジーな点がメリットです。
角系の印鑑の特徴
角系の印鑑の素材には、オランダ水牛と黒水牛があります。
これらの素材は、耐久性が高く、価格がそれほど高くないので、
人気の素材です。
チタン系の印鑑の特徴
チタンは、航空機に使われている事もあり、
チタン系の印鑑の素材は、軽量で頑丈な点が特徴です。
しかし、チタン系の印鑑の価格は、比較的高めです。
角印の形状
角印の形状は、天丸タイプと寸胴タイプがあります。
天丸タイプの角印の特徴
天丸タイプは、角印の定番の形です。
天丸タイプの角印は、頂部が丸くなっていて、
中心部分がくびれているので、持ちやすくて押印しやすいですし、風格・重厚感があります。
また、天丸タイプの角印は、基本的にアタリ(印面の上部を示す印)が付いています。
また、天丸タイプの角印は通常、
印面を保護する為のサヤ(キャップ)が付いていません。
寸胴タイプの角印の特徴
寸胴タイプの丸型の印鑑は、個人の印鑑でよく使われていますが、
角印でも寸胴タイプがあります。
寸胴タイプの角印の形状は、角柱型ですが頂部に丸みがあります。
また、寸胴タイプの角印は、
基本的にアタリ(印面の上部を示す印)やサヤ(キャップ)が付いていません。
角印の彫刻方法
角印の彫刻方法は、3タイプに分かれます。
それらは、手彫り、手仕上げ、機械彫りの3つです。
また、印鑑作りの作業工程は、大きく分けると3つあります。
手彫りとは、簡単に表現すると、荒彫り、仕上げの工程を、彫刻機を使わないで手作業で行う彫刻方法です。
【手彫り彫刻の特徴】
- 機能性や強度がしっかりしている
- 唯一無二の印影になるので安全
- 印鑑の作成時間が長くなる
- 印鑑の価格が高くなる
手仕上げとは、簡単に表現すると、荒彫りの工程を彫刻機で行い、仕上げの工程は、人間が手作業で行う彫刻方法です。
【手仕上げ彫刻の特徴】
- 印鑑の作成時間が短くなる
- 印鑑の価格が安くなる
- 印面の強度が下がる場合がある
機械彫りとは、簡単に表現すると、荒彫りの工程と仕上げの工程を、彫刻機で行う彫刻方法です。
しかし、彫刻方法の定義によりますと、仕上げの工程を手作業で行っても、機械彫りとされる場合があります。
【機械彫り彫刻の特徴】
- 印鑑の作成時間がとても短くなる
- 印鑑の価格が安くなる
- 印面の強度が下がる場合がある
角印のアタリとは
アタリとは
すでに簡単に説明していますが、
アタリとは、印面の上下がわかるようにするために、
印鑑の側面に付けられた印のことです。
アタリは、窪みになっていたり、突起物が付いている場合があります。
アタリがあると、上下を間違わずに押印できますし、
印影の文字が傾かないで押印できるメリットがあります。
また、アタリがあると、印面を見て上下を確認する手間が省けるので、
素早く押印できるメリットもあります。
しかし、アタリがあると、印鑑の形に違和感を感じたり、
印鑑のデザイン性が低下しているように見える場合があると思いますので、
その点がデメリットだと思います。
角印にアタリは必要?
角印の定番の形である天丸タイプでは、
基本的に最初からアタリが付いていますが、
寸胴タイプでは、基本的にアタリが付いていません。
しかし、角印は頻繁に使うものなので、
アタリがあると、かなり便利だと思います。
また、角印の印面の書体が、印相体(吉相体)のように、
可読性が低い場合は、印面を見ても上下がよくわからない場合が考えられます。
ですので、印面の書体の可読性が低い場合にも、
アタリがあると、メリットがあると思います。
角印の購入方法
角印のネット購入と店舗購入の違い
角印を購入する方法は、大きく分けるとネット通販で購入する方法と、
実店舗で購入する方法があります。
ネット通販で購入する方法と、
実店舗で購入する方法の違いは、
以下のようになります。
【角印のネット購入と店舗購入の違い】
- 価格
- 印材を選べるのかどうか
- 印材の種類
- 注文できる時間帯
- アドバイスがあるのかどうか
- 出かける必要があるのかどうか
角印を実店舗で購入するよりも、ネット購入した方が価格が安くなります。
お店によってはネット購入だと、半額以下の価格になります。
また、牛角の印鑑のように、1つ1つの印材で模様が異なるものがあります。
しかし、ネット購入では、一つ一つの印材を見て、商品を選ぶことができません。
インターネット上には、印鑑を購入できるサイトがとてもたくさんあるので、 ネット購入では多くの種類の印材の中から、角印を選べる事になります。
また、ネット購入では、24時間好きな時間に注文できますが、 実店舗では営業時間が限られます。
また、実店舗で購入する場合は、店員さんのアドバイスを受けながら、購入する事が出来ます。
一方でネットで購入する場合は、店員さんのアドバイスを受けられないので、
わからない事があった場合には、自分で調べないといけません。
実店舗で購入する場合は、まず店舗まで出かける必要があるので、 時間や手間がかかりますが、 ネットで購入する場合は、店舗に出かける必要がありません。
角印の作成時間
角印の作成時間は、印材、彫刻方法、
デザイン確認の有無、購入場所などによって変わります。
その中で、特に大きな影響を与えるのは彫刻方法です。
角印の彫刻方法は、手彫り、手仕上げ、機械彫りの3種類ありますが、
手彫りの場合は、作成に最も時間がかかり、その期間は数日から3週間ほどになります。
また、機械彫りの場合は最も時間がかからず、即日から数日になります。
角印の即日受け取りは可能?
角印の購入場所は、ネット通販と実店舗がありますが、
実店舗で購入する場合は、最短で即日に角印を受け取ることができます。
しかし、ネット購入の場合は、即日に作成されても配送にかかる時間があるので、
受け取るのは最短でも翌日になります。
角印のおすすめ通販サイト
角印の保管方法
角印を保管する場合は、印鑑ケースや印鑑用の袋に入れて保管します。
これらに入れることで、角印を落下などの衝撃、直射日光などから守ることが出来ます。
印鑑の素材は硬度が高いものが多いですが、
それでも強い衝撃を受けると、一部が破損する場合があります。
特に印面の強度は、あまり高くないです。
強度が高いチタンの印鑑でも、
硬い床に落下させた場合は、印面が変形する場合があります。
ですので、印鑑は落下した場合のような強い衝撃から守ることが重要です。
特に、サヤ(キャップ)が付いていない印鑑は、
強い衝撃から守ることがとても重要です。
また、印鑑は素材によっては直射日光で変色したり、
乾燥して変形する場合がありますので、
素材によっては直射日光から守ることも重要です。
また、角系の印鑑は、虫に食われる場合があるので、
虫の侵入を防ぐために、角系の印鑑を保管する場合は、
印鑑用の袋ではなくて、印鑑ケースを使うのが適しています。
角印の押し方
角印の押し方の手順をまとめると、 下のようになります。
【角印の押し方の手順】
- 捺印マットを用意
- 印面の汚れなどを確認
- 印鑑を押す位置などを確認
- 印鑑を持つ
- 朱肉を付ける
- 印鑑を押す
- 印鑑を書類から離す
- 書類を乾かす
- 押印後の手入れ
印鑑を押印する時に、書類の下に敷くのが捺印マットです。
捺印マットを使うと、印鑑を綺麗に押印する事で出来ます。
また、捺印マットは、 ノートやメモ帳、雑誌、本などで代用できます。
次に、印面に朱肉が残っていれば、ティッシュや布などで、朱肉を取り除きます。
また、印面に欠けている部分がないかどうかを確認します。
次に、印鑑を押す位置を確認し、その位置にホコリなどのゴミがないかどうかを調べます。
また、角印を押す位置は、通常は会社名、住所、電話番号など連絡先、役員名などの右側に、
印影が重なるように押印するのが一般的です。
それらの右側に押印する主な理由は、
会社名、住所、電話番号などが見づらくなり、
どこから来た書類なのかが、わかりずらくなるのを防ぐためです。
また、それらに重なるように押印する理由は、
書類の偽造・悪用を防ぐためです。
次に、印鑑を持ちますがこの時に、力を入れて押せる持ち方にする事や、 書類に対して、真っ直ぐに押せる持ち方にする事が大事です。
次に、印鑑に朱肉を付けますが、 この時に朱肉に対して印鑑を強く押し付けずに、 軽めにポンポンと叩く程度にします。
そして、印鑑の印面を見て、印面の上下を確認してから、適度な強さで印鑑を押します。
印鑑にアタリがある場合は、アタリがある方向が上になりますので、それを頼りにしながら確認します。
印鑑を書類から離す時は、方向は真上で、スピードはゆっくりめに離します。
次に、書類を乾かしますが、
速乾性の朱肉の場合は、押印後にすぐに朱肉が乾くのに対して、
速乾性ではない朱肉の場合は、押印後しばらくは、書類を乾かす必要があります
印鑑を押印した後は、印面をティッシュなどで拭きとります。
角印の変更が必要な状況
法人名が変わったら角印を変えないといけないの?
角印の刻印内容は、会社名・団体名になる場合が多いので、
法人名が変わった場合は、
基本的に角印を変える必要があります。
押印という行為は本来、
誰が同意したのかを示す事が目的の1つになっているので、
実際の法人名と印鑑の法人名が違えば、
押印している意味が薄れてしまいます。
角印が変形した・欠けた・割れた場合
木材の角印の場合は、朱肉の影響で数十年で劣化して印面が欠ける場合があります。
角印の印面が劣化して欠けていると、今後更に劣化が進行して、
新たに欠ける場合が考えられます。
このような角印は、将来的に印影が変わる可能性が高いので、
書類に押印した時の印影と、その後の印影が変わり、
同一の印鑑だとみなされない可能性があります。
また、角印が地面などに落下して、
印面が破損すると、印面が欠けやすくなる可能性が考えられます。
また、変形した・欠けた・割れた角印を使っていると、 取引相手からの印象が悪くなることが考えられます。
ですので、角印が変形した・欠けた・割れた場合は、 角印を変更するのが望ましいです。
角印を紛失した場合・盗まれた場合
角印を紛失した場合・盗まれた場合は、 別の角印を用意する必要があります。
また、角印を紛失した場合・盗まれた場合は、 警察に紛失届け・盗難届を提出すると、 見つかる可能性が高まると思います。
角印の捨て方
角印の処分方法は、大きく分けると3つあります。
【角印の処分方法】
- 自分で供養して処分する
- 自分で供養しないで処分する
- はんこ屋さんで処分してもらう
印鑑のように、大切に扱っているものは、人間の気が宿ると言われています。
ですので、印鑑を処分する時は、印鑑に宿った気を抜くために、供養をする場合があります。
日本の印鑑業界では、印鑑を処分する時は、印鑑を供養してから処分する場合が多いようです。
また、自分で供養しないで処分する場合は、
一般ごみとして捨てることができます。
また、ゴミとして捨てられた角印が、
誰かの手に渡っても悪用される危険性はほとんどありません。
その理由についてですが、角印は通常は代表者印として使うものではなく、
認印として使いますが、認印は比較的重要度の低い書類で使うので、
悪用されても損害が比較的小さく済むからです。
また、角印は、はんこ屋さんで処分してもらうことができます。
はんこ屋さんによっては、印鑑を無料で処分してくれます。
ですので、印鑑を処分したい場合は、近くのはんこ屋さんをネットで調べてみると良いと思います。
はんこ屋さんが印鑑を処分する場合は、神社やお寺が、印鑑を供養をしてから焼却するそうです。