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トップページ > 法人銀行印の意味、彫刻内容、書体、サイズ、保管方法など総合的に解説

法人銀行印の意味、彫刻内容、書体、サイズ、保管方法など総合的に解説

公開日 更新日

こちらのページでは、法人銀行印の意味や、法人銀行印を必要とする場面、 また法人銀行印に彫る内容(会社名・役職名)など、法人銀行印について総合的に解説しています。

【目次】

法人銀行印の基礎知識

法人の銀行印と計算機など
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法人銀行印の意味

法人銀行印とは、法人(会社)が銀行や信用金庫などの金融機関で、 届け出をしている印鑑の事です。
ネット銀行(実店舗を持たずにインターネット上で取引をしている銀行)ではなくて、 実店舗のある金融機関で法人の口座を開設する場合は、 通常法人銀行印が必要となります。
また、個人の銀行印の刻印内容は、 通常は個人の名前が入りますが、法人銀行印の刻印内容は、 法人(会社)名や役職名などが入ります。

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法人銀行印の必要性

金融機関で、預金を引き出す場合は、ATMを使う方法と、 金融機関の窓口を利用する方法がありますが、 ATMでの取引は上限額があるので、 一度に高額のお金を引き出す場合は、法人銀行印が必要です。

他にも、法人銀行印は口座を開設する時や金融機関の窓口で預金を引き出す時、 また小切手や手形を発行する時、法人の銀行系クレジットカードに申し込む時などに使います。

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法人銀行印を使う代表的な場面(用途)

  • 口座を開設する時
  • 窓口で預金を引き出す時
  • 窓口で高額の預金を引き出す時
  • 小切手や手形を発行する時
  • クレジットカードに申し込む時
  • 登録情報(住所、会社名など)を変える時
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法人銀行印の相場

法人銀行印のサイズ(直径)は、16.5mm、18.0mmが多いのですが、 そのサイズでの相場を、印鑑の素材別でまとめました。

サイズ16.5mmの印鑑
印鑑の素材料金相場
木材系6,000円
角・牙系13,000円
チタン系17,000円
サイズ18.0mmの印鑑
印鑑の素材料金相場
木材系7,000円
角・牙系14,000円
チタン系19,000円
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法人銀行印と代表者印の違い

  • 用途の違い
  • 登録先の違い
  • 刻印内容の違い
  • 印面サイズの違い

まず、用途の違いについてですが、 法人銀行印は金融機関の口座開設時や、 銀行窓口での取引をする時など、金融機関でのみ使いますが、代表者印は社外での契約をする時、 不動産の売買をする時など、金融機関以外で重要な場面で使います

それに関連して、それぞれ登録先も異なり、 法人銀行印は金融機関で登録するのに対して、 代表者印は法務局で印鑑登録をします

また、刻印内容の違いについてですが、 法人銀行印の印影は、基本的に二重の円になっていて、 印影の外側に法人名が入り、印影の内側には、「銀行之印(銀行印)」の文字列が入ります。
一方で、代表者印の印影も、基本的に二重の円になっていますが、 印影の外側に法人名が入り、印影の内側には、代表取締役印や代表者印などの役職名が入ります。
ですので、法人銀行印と代表者印では、 印影の内側の刻印(法人銀行印は「銀行之印」など、代表者印は役職名などで刻印)に違いがあります

また、印面サイズの違いについてですが、 法人銀行印は代表者印よりも小さめになる傾向があります
個人の印鑑でも、銀行印は実印よりも小さめになる傾向がありますが、 その理由としては、法人銀行印と代表者印のサイズを変えることで、 法人銀行印と代表者印の区別がしやすくなるメリットがあるからだと言われます。

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法人銀行印と法人認印の違い

  • 用途の違い
  • 登録の必要性の違い
  • 刻印内容の違い
  • 印面サイズの違い

まず、用途の違いについてですが、 法人銀行印は金融機関での取引(口座開設時や、 銀行窓口での取引をする時など)で使いますが、 法人認印は書留や荷物の受け取りや社内文書の押印など、主に簡易的な業務で使われます

登録の必要性の違いについてですが、 法人銀行印は金融機関で登録をする必要があるのに対して、 法人認印は登録をする必要はありません

また、刻印内容の違いについてですが、 法人銀行印の印影は、基本的に二重の円になっていて、 印影の外側に法人名が入り、印影の内側には、銀行之印(銀行印)と刻印されます。
一方で、法人認印の印影も、基本的に二重の円になっていますが、 印影の外側に法人名が入り、印影の内側には、代表取締役印や代表者印などの役職名が入ります。
ですので、法人銀行印と法人認印では、 印影の内側の刻印(法人銀行印は「銀行之印」など、法人認印は役職名などで刻印)に違いがあります

また、印面サイズの違いについてですが、 法人銀行印は法人認印よりも大きめになる傾向があります
個人の印鑑でも、銀行印は認印よりも大きめになる傾向がありますが、 その理由としては、法人銀行印と法人認印のサイズを変えることで、 法人銀行印と法人認印の区別がしやすくなるメリットがあるからだと言われます。

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どの印鑑でも法人銀行印にできるの?

民間銀行のほとんどが加盟している一般社団法人全国銀行協会では、 届出印として使えない印鑑を定めています。

届出印として使えない印鑑

  • キャラクターもの等の印鑑
  • 多数の人が同じ印鑑を持っていると、印鑑照合の意味がなくなってしまいますので、ご使用になれません。
    ※詳しくは各銀行にご確認ください。

  • ゴム印など変形しやすい素材の印鑑
  • ゴム印やイモ判などは劣化しやすく、変形してしまうと、もとの印鑑と異なってしまうため印鑑照合ができなくなってしまいますので、ご使用になれません。
    ※銀行によって取扱いが異なります。
    ※詳しくは各銀行にご確認ください。

引用元:一般社団法人全国銀行協会|ハンコにはルールがあります!

また、5つの銀行の印鑑に関する規定を調べましたが、 その結果は次のようになりました。

三菱UFJ銀行シヤチハタ印ではお手続きいただけません
みずほ銀行シャチハタなどのゴム製印章は使用できません
スルガ銀行ゴムやラバー製印などのスタンプ印でのお届出は受付いたしかねます。朱肉印にて届出ください。
千葉銀行スタンプ印以外で、イラストや絵柄がないもの
北海道銀行シャチハタ印等のスタンプ印は印鑑としてご利用いただけません。
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法人銀行印は代表者印・法人認印と併用ができるの?

法人銀行印は代表者印・法人認印と併用することが、可能ではあります。
法人銀行印を代表者印・法人認印と併用すれば、1本の印鑑で済むので経済的ですし、 新たに印鑑を購入する手間がかかりません。
しかし、法人銀行印を代表者印・法人認印と併用するのは、 望ましくありません

その理由は、法人銀行印は代表者印・法人認印と併用する場合に、 3つのデメリットがあるからです。

  • 偽造されるリスクが高まる
  • 紛失・盗難のリスクが高まる
  • 印面が破損するリスクが高まる

法人銀行印を代表者印・法人認印と併用して使っていると、 印鑑の印影が、外部に多く晒される事になります。
そうなると、印影を元にして印鑑が偽造された時に、 代表者印や法人銀行印のように、重要な印鑑が偽造される事になるので、 悪用された場合のリスクが高くなるという事になります。

法人銀行印を代表者印・法人認印と併用して使っていると、 印鑑を外部に持ち出すケースが増えますが、 そうなると紛失したり盗難に遭うリスクが高くなります。
紛失したり盗難に遭うと、再度印鑑登録をしないといけなくなりますし、 金融機関で新たな印鑑の届出を行わないといけなくなるので、 かなり手間がかかります。

また、法人銀行印を代表者印・法人認印と併用して使っていると、 1つの印鑑を使用する回数が増えるので、 印鑑の印面が破損するリスクが高まります。
印鑑の印面が破損すると、その印鑑は使用できなくなり、 再度印鑑登録が必要になったり、金融機関で新たな印鑑の届出をする必要があります。

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口座を開設している全ての金融機関で1つの法人銀行印を併用して問題はあるの?

防犯の観点から考えると、 口座ごとに法人銀行印を変えた方が、安全だとは思います。
しかし、仮に法人銀行印が盗難に遭っても、 通帳がないと預金を引き出すことができません。
ですので、防犯を考えるならば、 通帳と法人銀行印が盗難に遭わないように厳重に管理することや、 通帳と法人銀行印を別々の場所で保管する事の方が、遥かに重要だと思います。
通帳と法人銀行印をそのように管理・保管していれば、 基本的には法人銀行印を口座ごとに作らなくても、十分だと思います。

しかし、防犯以外の観点から考えると、 問題が生じる場合があります。
例えば、20箇所の金融機関を利用しているとして、 それらを1つの法人銀行印で管理しているとします。
しかし、その1つの法人銀行印を紛失したり、 落として印面が破損した場合に、 20箇所の金融機関全てで、法人銀行印の変更をしないといけなくなります。
ですので、多くの金融機関を利用している場合は、 複数の法人銀行印を使った方がいいと考えられます。

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法人銀行印と個人の銀行印の違い

  • 刻印内容の違い
  • 印面サイズの違い
  • 形状の違い

まず、刻印内容の違いについてですが、 法人銀行印の印影は、基本的に二重の円になっていて、 印影の外側に法人名が入り、印影の内側には、銀行之印(銀行印)と刻印されますが、 個人の銀行印の印影は、姓(苗字、氏)のみ、または名のみになる場合が多いです

また、印面サイズの違いについてですが、 法人銀行印の印面サイズは、16.5mm、18.0mmになる場合が多いのですが、 個人の銀行印の印面サイズは、13.5mm、15.0mmになる場合が多いです

また、形状の違いについてですが、 法人銀行印は、天丸タイプの形状になる場合が多いのですが、 個人の銀行印は、基本的に寸胴タイプになります

天丸タイプと寸胴タイプの銀行印
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法人銀行印なしで銀行の法人口座を開設できるの?

ネット専業銀行(店舗を持たない銀行)だと、 法人銀行印なしで銀行の法人口座を開設できる場合が多いです
住信SBIネット銀行、PayPay銀行、GMOあおぞらネット銀行、セブン銀行、 ローソン銀行では、法人銀行印なしで法人口座を開設できます。

ちなみに、楽天銀行では、法人口座を開設する時に、 法人銀行印が必要となります。

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法人銀行印の作成方法や作成する時のポイント

法人銀行印など
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法人銀行印の刻印内容

法人銀行印の印影は多くの場合、二重の円になっていて、 印影の外側に法人名が入り、印影の内側は、銀行之印(銀行印)と刻印されます。

印鑑の回文・中文・開始点
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開始点(中黒)とは

開始点(中黒)は、刻印名の開始位置を示す点のことになります。
中黒は、「なかぐろ」と読みます。
開始点(中黒)は通常、団体名・組織名の開始位置として、印影の上部に付けます。
開始点(中黒)は、あってもなくてもどちらでも問題なく、 登録が可能です。
また、代表者印の目印として、開始点(中黒)を付けるという考えもあります。

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回文とは

回文とは、印影の外側(上の図の黄色い部分)に刻印された文字の事です。
回文には、会社名・屋号・店名などの団体名・組織名などが入ります。
また、登記する時の商号とは異なる刻印内容でも、登録は可能です。
例えば、正式名称が「株式会社てるてる坊主」の場合に、 刻印名を「てるてるぼうず株式会社」とすることもできます。

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中文とは

中文とは、印影の内側(上の図の水色の部分)に刻印された文字の事です。
中文には、法人銀行印の場合は通常は、銀行之印(銀行印)と入ります。

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回文なしの法人銀行印

回文なしの法人銀行印

法人銀行印を、回文なしで作ることも可能です
回文なしの法人銀行印の刻印の方向は、通常は縦になりますし、 行数は通常は2行以上になります。
また、回文なしの法人銀行印の刻印内容は、 銀行之印(銀行印)にしてもよいですし、 会社名・屋号・店名などの団体名・組織名にしてもよいですが、 銀行印専用として利用する場合は、 語尾に銀行之印(銀行印)と刻印するのが一般的です。

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刻印できる文字

法人銀行印に刻印できる文字は、漢字以外にも、 ひらがな、カタカナ、英大文字、英小文字にすることも可能です。

ひらがな、カタカナ、英小文字、英大文字
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銀行の届出印として使えない印鑑の規定

先程もお伝えしましたが、 民間銀行のほとんどが加盟している一般社団法人全国銀行協会では、 届出印として使えない印鑑を定めています。

届出印として使えない印鑑

  • キャラクターもの等の印鑑
  • 多数の人が同じ印鑑を持っていると、印鑑照合の意味がなくなってしまいますので、ご使用になれません。
    ※詳しくは各銀行にご確認ください。

  • ゴム印など変形しやすい素材の印鑑
  • ゴム印やイモ判などは劣化しやすく、変形してしまうと、もとの印鑑と異なってしまうため印鑑照合ができなくなってしまいますので、ご使用になれません。
    ※銀行によって取扱いが異なります。
    ※詳しくは各銀行にご確認ください。

引用元:一般社団法人全国銀行協会|ハンコにはルールがあります!

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法人銀行印の定番サイズ

サイズ(mm) サイズ16.5mm サイズ18mm サイズ21mm
おすすめ度 二重丸 二重丸 丸

法人銀行印の定番サイズは、16.5mm、18.0mmとなっています。
刻印する文字が多い場合は、18.0mm以上のサイズで作ると、 文字が潰れるのを防ぐことが可能です。
ちなみに、法人銀行印と代表者印と角印の大きさを比較すると、 一般的に下のようになります。

角印と代表者印と法人銀行印の大きさの比較
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法人銀行印に適した書体

法人銀行印でよく使われる書体は、篆書体(てんしょたい)と印相体(いんそうたい)です

法人銀行印は、金融機関で高額のお金を引き出す時のように、 重要な場面で使う事があるので、偽造されにくい書体を選んだ方が良いでしょう。
ですので、法人銀行印は可読性が低い書体を選んだ方が良いという事になりますが、 篆書体、印相体(吉相体)は可読性が低いです。

しかし、篆書体、印相体は偽造されにくい反面、 可読性が低いということで、文字がわかりにくいというデメリットがあります。
セキュリティーの事よりも、わかりやすい書体にしたい場合は、 可読性の高い、古印体、隷書体、楷書体、行書体などが適しています。

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法人銀行印によく使われる素材

印鑑の素材は、大きく分けると、木材系、角牙系、チタン系、天然石貴石系がありますが、 法人銀行印によく使われる素材は、木材系、角系、チタン系です

牛角、薩摩本柘、ブラストチタンの法人銀行印
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木材系の印鑑の特徴

木材系の印鑑の素材は、天然素材系と樹脂系がありますが、 それぞれ多くの種類がある事が特徴の1つです。
天然素材系で人気があるのは、薩摩本柘です。
また、樹脂系の素材は、間伐材や木材の端材を使っているので、 エコロジーな点がメリットです。

右矢印 木材系の印鑑一覧

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角系の印鑑の特徴

角系の印鑑の素材には、オランダ水牛と黒水牛があります。
これらの素材は、耐久性が高く、価格がそれほど高くないので、 人気の素材です。

右矢印 角・牙系の印鑑一覧

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チタン系の印鑑の特徴

チタンは、航空機に使われている事もあり、 チタン系の印鑑の素材は、軽量で頑丈な点が特徴です。
しかし、チタン系の印鑑の価格は、比較的高めです。

右矢印 チタン系の印鑑一覧

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法人銀行印の形状

法人銀行印の形状は、天丸タイプと寸胴タイプがあるので、 それらのタイプの特徴について解説したいと思います。

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天丸タイプの特徴

天丸タイプの印鑑

天丸タイプの印鑑は、法人の印鑑でよく使われますが、 木材系・角系の素材の場合に、 印面を保護する為のサヤ(キャップ)が付いています。
また、天丸タイプの印鑑は、基本的にアタリ(印面の上部を示す印)が付いています。
また、天丸タイプの印鑑は、頂部が丸くなっていて、 中心部分がくびれているので、持ちやすくて押印しやすいですし、風格・重厚感があります。
天丸タイプの印鑑は、寸胴タイプの印鑑よりも、価格がやや高くなります。

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寸胴タイプの特徴

寸胴タイプの印鑑

寸胴タイプの印鑑は、個人の印鑑でよく使われますが、 法人銀行印でも使われる場合があります。
代表者印を天丸タイプにして、 法人銀行印を寸胴タイプにすると、それらの印鑑を区別しやすくなるメリットがあります。
また、寸胴タイプの印鑑は、基本的にアタリ(印面の上部を示す印)が付いていませんが、 希望するとアタリを付けてもらえます。
また、寸胴タイプの印鑑の形状は、円柱型です。
また、寸胴タイプの印鑑は、サヤ(キャップ)が無いことや、 加工のしやすい形状だったり、基本的にアタリが付いていないことから、 寸胴タイプの印鑑の価格は、天丸タイプに比べて安くなります。

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法人銀行印の彫刻方法

法人銀行印の彫刻方法は、3タイプに分かれます。
それらは、手彫り、手仕上げ、機械彫りの3つです。

また、印鑑作りの作業工程には、大きく分けると3つあります。

印鑑作りの作業工程

手彫りとは、簡単に表現すると、荒彫り、仕上げの工程を、彫刻機を使わないで手作業で行う彫刻方法です。

【手彫り彫刻の特徴】

  • 機能性や強度がしっかりしている
  • 唯一無二の印影になるので安全
  • 印鑑の作成時間が長くなる
  • 印鑑の価格が高くなる

手仕上げとは、簡単に表現すると、荒彫りの工程を彫刻機で行い、仕上げの工程は、人間が手作業で行う彫刻方法です。

【手仕上げ彫刻の特徴】

  • 印鑑の作成時間が短くなる
  • 印鑑の価格が安くなる
  • 印面の強度が下がる場合がある

機械彫りとは、簡単に表現すると、荒彫りの工程と仕上げの工程を、彫刻機で行う彫刻方法です。
しかし、彫刻方法の定義によりますと、仕上げの工程を手作業で行っても、機械彫りとされる場合があります。

【機械彫り彫刻の特徴】

  • 印鑑の作成時間がとても短くなる
  • 印鑑の価格が安くなる
  • 印面の強度が下がる場合がある
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法人銀行印のアタリとは

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アタリとは

法人銀行印のアタリの位置を示した図

アタリとは、印鑑の上下がわかるようにするために、印鑑の側面に付けられた印のことです。
アタリは、窪みになっていたり、突起物が付いている場合があります。
アタリがあると、上下を間違わずに押印できますし、 印影の文字が傾かないで押印できるメリットがあります。
また、アタリがあると、印面を見て上下を確認する手間が省けるので、 素早く押印できるメリットもあります。
しかし、アタリがあると、印鑑に違和感を感じたり、 印鑑のデザイン性が低下しているように見える場合があると思いますので、 その点がデメリットだと思います。

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法人銀行印にアタリは必要?

法人銀行印では、天丸タイプがよく使われていますが、 天丸タイプの印鑑は基本的に最初からアタリが付いています。
一方で寸胴タイプの印鑑では、基本的にアタリが付いていませんが、 希望するとアタリを付けてもらえます。
法人銀行印は、頻繁に使うものではないので、 アタリがなくて機能性が低くても、それほど問題ではないと思います。
しかし、法人銀行印の印面の書体が、印相体(吉相体)のように、 可読性が低い場合は、印面を見ても上下がよくわからない場合が考えられます。
ですので、印面の書体の可読性が低い場合は、 アタリがあると、メリットが大きいかもしれません。

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法人銀行印の購入方法

スマホ
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法人銀行印のネット購入と店舗購入の違い

法人銀行印を購入する方法は、大きく分けるとネット通販で購入する方法と、 実店舗で購入する方法があります。
ネット通販で購入する方法と、 実店舗で購入する方法の違いは、 以下のようになります。

【法人銀行印のネット購入と店舗購入の違い】

  • 価格
  • 印材を選べるのかどうか
  • 印材の種類
  • 注文できる時間帯
  • アドバイスがあるのかどうか
  • 出かける必要があるのかどうか

法人銀行印を実店舗で購入するよりも、ネット購入した方が価格が安くなります。
お店によってはネット購入だと、半額以下の価格になります。

また、牛角の印鑑のように、1つ1つの印材で模様が異なるものがあります。

牛角の印鑑

しかし、ネット購入では、一つ一つの印材を見て、商品を選ぶことができません。

インターネット上には、印鑑を購入できるサイトがとてもたくさんあるので、 ネット購入では多くの種類の印材の中から、印鑑を選べる事になります。

また、ネット購入では、24時間好きな時間に注文できますが、 実店舗では営業時間が限られます。

また、実店舗で購入する場合は、店員さんのアドバイスを受けながら、購入する事が出来ます。
一方でネットで購入する場合は、店員さんのアドバイスを受けられないので、 わからない事があった場合には、自分で調べないといけません。

実店舗で購入する場合は、まず店舗まで出かける必要があるので、 時間や手間がかかりますが、 ネットで購入する場合は、店舗に出かける必要がありません。

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法人銀行印の作成時間

法人銀行印の作成時間は、印材、彫刻方法、アタリの有無、 デザイン確認の有無、購入場所などによって変わります。
その中で、特に大きな影響を与えるのは彫刻方法です。
法人銀行印の彫刻方法は、手彫り、手仕上げ、機械彫りの3種類ありますが、 手彫りの場合は、作成に最も時間がかかり、その期間は数日から3週間ほどになります。
また、機械彫りの場合は最も時間がかからず、即日から数日になります。

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法人銀行印の即日受け取りは可能?

法人銀行印の購入場所は、ネット通販と実店舗がありますが、 実店舗で購入する場合は、最短で即日に法人銀行印を受け取ることができます。
しかし、ネット購入の場合は、即日に作成されても配送にかかる時間があるので、 受け取るのは最短でも翌日になります。

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法人銀行印のおすすめ通販サイト

本サイトでは、印鑑のおすすめ通販サイトを、 価格、配達サービス、品揃え、販売実績、保証内容、 印影プレビューサービス、選べる文字や書体、アタリ追加サービス、 旧漢字対応状況などによって、総合的に評価して、 ランキング形式で紹介しているページがあります。
そのページには、こちらから進むことができます。

法人銀行印の保管方法

印鑑のケース

法人銀行印を保管する場合は、印鑑ケースや印鑑用の袋に入れて保管します
これらに入れることで、法人銀行印を落下などの衝撃、直射日光などから守ることが出来ます。

印鑑の素材は硬度が高いものが多いですが、 それでも強い衝撃を受けると、一部が破損する場合があります。
特に印面の強度は、あまり高くないです。
強度が高いチタンの印鑑でも、 硬い床に落下させた場合は、印面が変形する場合があります。
ですので、印鑑は落下した場合のような強い衝撃から守ることが重要です。
特に、サヤ(キャップ)が付いていない印鑑(寸胴タイプの法人銀行印など)は、 強い衝撃から守ることがとても重要です。

また、印鑑は素材によっては直射日光で変色したり、 乾燥して変形する場合がありますので、 素材によっては直射日光から守ることも重要です。
また、角系の印鑑は、虫に食われる場合があるので、 虫の侵入を防ぐために、角系の印鑑を保管する場合は、 印鑑用の袋ではなくて、印鑑ケースを使うのが適しています。

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法人銀行印の押し方

印鑑を押すところ

法人銀行印の押し方の手順をまとめると、 下のようになります。

【法人銀行印の押し方の手順】

  1. 捺印マットを用意
  2. 印面の汚れなどを確認
  3. 印鑑を押す位置などを確認
  4. 印鑑を持つ
  5. 朱肉を付ける
  6. 印鑑を押す
  7. 印鑑を書類から離す
  8. 書類を乾かす
  9. 押印後の手入れ

印鑑を押印する時に、書類の下に敷くのが捺印マットです。
捺印マットを使うと、印鑑を綺麗に押印する事で出来ます。
また、捺印マットは、 ノートやメモ帳、雑誌、本などで代用できます

次に、印面に朱肉が残っていれば、ティッシュや布などで、朱肉を取り除きます。
また、印面に欠けている部分がないかどうかを確認します。

次に、印鑑を押す位置を確認し、その位置にホコリなどのゴミがないかどうかを調べます。

次に、印鑑を持ちますがこの時に、力を入れて押せる持ち方にする事や、 書類に対して、真っ直ぐに押せる持ち方にする事が大事です。

次に、印鑑に朱肉を付けますが、 この時に朱肉に対して印鑑を強く押し付けずに、 軽めにポンポンと叩く程度にします

そして、印鑑の印面を見て、印面の上下を確認してから、適度な強さで印鑑を押します
印鑑にアタリがある場合は、アタリがある方向が上になりますので、それを頼りにしながら確認します。

印鑑を書類から離す時は、方向は真上で、スピードはゆっくりめに離します

次に、書類を乾かしますが、 速乾性の朱肉の場合は、押印後にすぐに朱肉が乾くのに対して、 速乾性ではない朱肉の場合は、押印後しばらくは、書類を乾かす必要があります

印鑑を押印した後は、印面をティッシュなどで拭きとります
ティッシュで印面を覆いながら、印鑑を回転させると、効率的に拭き取る事が出来ます。

法人銀行印の変更が必要な状況

印鑑の入っていない印鑑ケース
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法人銀行印が変形した・欠けた・割れた場合

法人銀行印の印面が劣化して変形したり、欠けたり、割れたりして、 登録をした時の印影と変わってしまうと、 その印鑑は法人銀行印としての効力がなくなってしまう場合があります

金融機関によっては、印面の縁の部分が欠けた場合は、 大丈夫なようです。

しかし、判断はそれぞれの金融機関で異なるので、 法人銀行印の印面が劣化して変形したり、欠けたり、割れたりした場合は、 登録している金融機関で確認した方がよいでしょう。

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法人銀行印を紛失した場合・盗まれた場合

法人銀行印を紛失した場合・盗まれた場合は、 法人銀行印の不正利用を防ぐために、速やかに法人銀行印の登録を廃止にする必要があります。
そして、別の印鑑で再登録が必要です。

また、法人銀行印を紛失した場合・盗まれた場合は、 警察に紛失届け・盗難届を提出すると、 法人銀行印が不正利用された場合に、 法的に対処することが可能になります。

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法人銀行印の変更方法

銀行の窓口
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法人銀行印を変更する手順

法人銀行印を変更する手順は、次のようになります。

【法人銀行印を変更する手順】

  1. 店頭に行く
  2. 「変更届」「印鑑届」の提出

銀行の窓口に備え置いてある「変更届」「印鑑届」に記入して、窓口に提出します。

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法人銀行印を変更する時の持ち物

法人銀行印を変更する時の持ち物は、金融機関によって異なるので、 金融機関別のその持ち物を、下の表にまとめました。

金融機関名法人銀行印を変更する時の持ち物
三菱UFJ銀行 各口座のお通帳(証書)、各口座のお届印、 新しくお届けになるご印鑑、印鑑証明書(法人のもの)、社判・ゴム判(ご使用の場合)、 ご来店される方の本人確認資料、変更届、印鑑票
三井住友銀行 お届け印、通帳・証書、法人登記簿・商業登記簿謄本・商業登記簿抄本(発行日より3ヵ月以内の原本)、 印鑑登録証明書(発行日より3ヵ月以内の原本)、実印、 本人確認ができるの書類原本など
みずほ銀行 お届け印、社判・ゴム判(利用されている場合)、通帳・証書(発行されている場合)、 本人確認書類、当該法人に在籍していることが確認できる書類(代表者以外の場合)、 実印・印鑑証明書(当座/与信/でんさい取引(債権利用者)をお持ちの場合)
多摩信用金庫 通帳・証書、新・旧のお届印、届出事項変更時の確認書類( 登記簿謄本、 印鑑登録証明書(法人)、 官公庁送付許可認可承認書類、 官公庁発行書類(法人)、 登記事項証明書のいずれか)

(参考: MUFG|法人のお客さま向け各種お手続きのご案内三井住友銀行|よくある質問みずほ銀行|【法人】口座の届出印を変更したい。多摩信用金庫|氏名(代表者)・届出印変更

法人銀行印の捨て方

使えない法人銀行印

法人銀行印を捨てる場合は、 捨てる予定の法人銀行印を登録している金融機関で、別の法人銀行印に変更したり、 法人口座を解約するなどの準備が必要です。

事前準備が済んだら、法人銀行印の処分が可能ですが、 処分方法は、大きく分けると3つあります。

【法人銀行印の処分方法】

  1. 自分で供養して処分する
  2. 自分で供養しないで処分する
  3. はんこ屋さんで処分してもらう

印鑑のように、大切に扱っているものは、人間の気が宿ると言われています。
ですので、印鑑を処分する時は、印鑑に宿った気を抜くために、供養をする場合があります。
日本の印鑑業界では、印鑑を処分する時は、印鑑を供養してから処分する場合が多いようです。

また、自分で供養しないで処分する場合は、 一般ごみとして捨てることができます
また、ゴミとして捨てられた法人銀行印が、 誰かの手に渡っても悪用される危険性はほとんどありません。
その理由は、法人銀行印を使う場合は、通帳も必要になるからです。
法人銀行印だけではお金を引出すことができません。

また、法人銀行印は、はんこ屋さんで処分してもらうことができます。
はんこ屋さんによっては、印鑑を無料で処分してくれます。
ですので、法人銀行印を処分したい場合は、近くのはんこ屋さんをネットで調べてみると良いと思います。
はんこ屋さんが印鑑を処分する場合は、神社やお寺が、印鑑を供養をしてから焼却するそうです。

法人銀行印の怖さ

通帳と印鑑と朱肉と怪しい人

法人銀行印と通帳があると、 高額の金額を引き出すことができます。
ですので、法人銀行印が犯罪に使われると、 大きな損害を被る可能性があるということになります。

例えば、法人銀行印と通帳が入っているがバッグが、 紛失・盗難により悪人の手に渡ると、 預金を全額引き出されてしまうかもしれません。

ですので、法人銀行印が悪用されると、とても危険なので、 法人銀行印はとても怖い存在です。

ですので、法人銀行印や通帳は、 厳重に管理する必要があります。

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